スタッフインタビュー

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アンダンテで働く先輩へインタビュー

「自分らしく、生きていく!」その想いは入居者様だけでなく、スタッフの皆さまにも同じ想いです。ここでは、実際にアンダンテで働くスタッフの方々に「アンダンテでの業務内容」や「アンダンテで働く魅力」などをインタビューした内容を掲載しています。現場で働く生の声を参考に、皆さまの参考になりますと幸いです。

土屋

アンダンテ勝浦
通所介護事業所
管理者土屋

周囲のスタッフに支えられ
仕事と育児を両立

山中

アンダンテ四街道
副施設長山中

50歳目前で異業種から
介護職に転身

枝松

アンダンテみつわ
通所介護事業所
介護職員枝松

苦手分野を克服し
仕事を楽しめるように

髙橋

アンダンテ神栖
通所介護事業所
介護職員髙橋

ブランクを経て復帰、
利用者様第一の介護を目指す

インタビュー#01 周囲のスタッフに支えられ仕事と育児を両立

土屋
アンダンテ勝浦
通所介護事業所 管理者
2014年4月1日入社
インタビュー#02 周囲のスタッフに支えられ仕事と育児を両立

スタッフと利用者様に囲まれ充実の毎日!育児との両立も◎

ここで紹介する先輩は、三人のお子さんを育てながら日々介護の仕事に励んでいます。育休復帰後、周囲のスタッフにどう支えられたかも語ってくれているので、「プライベートと介護の仕事は両立できる?」と疑問をお持ちの方もご一読ください。

Q.入社のきっかけは何ですか?

入社のきっかけは何ですか?

私はもともと、老人ホームなどの入居施設に介護職員として勤務していました。しかし第一子出産後に泊りでの勤務が難しくなり、デイサービスを行っているアンダンテ勝浦で働くことになりました。

会社の方針に賛同したのも入社理由の一つです。さんわケアサービスでは、利用者様自身が施設での時間を楽しめるよう、レクリエーションを充実させたり、外出行事や外食などに取り組んだりしてります。利用者様自身が「楽しむ」ことをモットーにしている点も魅力に感じ、入社しました。

Q.現在の仕事内容を教えてください。

介護職員で現場の仕事もしながら、2022年4月から管理者の仕事もしています。管理者としては、スタッフの管理や、苦情があった際の窓口担当などを行っています。

実は、先日第三子を出産し、4月に職場復帰したばかりなんですよ。でも、職場復帰してからも周囲に馴染んで働けています。最近は利用者様が、「子供の様子はどう?」と聞いてくれることもあるんですよ。子供が熱を出したら、「帰ってお子さんの世話をしたら?」と言ってくれるスタッフもいて、非常に助かっています。

Q.仕事のやりがいは何ですか?

仕事のやりがいは何ですか?

事故なく利用者様が一日を過ごし、無事に帰っていただいたときに、一番やりがいを感じます。と同時に、とてもホッとしますね。というのも、小さな怪我でも高齢者の場合は寝たきりの原因になることもあるからです。利用者様が怪我をしないこと、安心・安全に一日を過ごしていただくことが、我々の仕事では一番大事なことだとも思っています。

Q.仕事で一番大変だったことは何ですか?

利用者様への接し方に、細心の注意を払うようにしています。最近では、一日に何度も「トイレに行きたい」というご利用者様への対応について、スタッフ同士で話し合うことに。最終的には「本人の気持ちが楽になるので、その都度トイレに付き添う」という結論になったのですが、常に「利用者様は何を望んでいるのか」を意識するようにしています。

Q.スタッフや利用者様とのやり取りで印象深いエピソードを教えてください。

今後の目標やビジョンはありますか?

ほかの施設に通っていた方が、「ここに入りたい!」と毎日直談判に来たことがありました。アンダンテ勝浦なら外出もでき、外のプランターで野菜も作れるという点に魅力を感じたのだとか。ここまで評価をいただけたことが、非常に嬉しかったです。

Q.今後の目標やビジョンはありますか?

今は介護福祉士という国家資格を持っていますが、現在はケアマネジャーの資格を取得するため勉強中です。勉強する中で知識を身に付け、施設内の困りごとなどで相談に乗れるのは、大きな強みだと思います。

「子供がいると、勉強時間を作るのが大変では?」と思われがちですが、8時~17時の間に事務の仕事までしっかり終わらせ、残業しないことで時間を確保しています。

Q.自分の経験を通し、入社を考えている人に何かアドバイスはありますか?

自分の経験を通し、入社を考えている人に何かアドバイスはありますか?

私が入社したときは、「育児もして、仕事もして……これ以上忙しいなんてありえない!」と思っていたんです。けど、子供が二人、三人、と増えていき、その中で仕事をしているうちにだんだんと順応してきました。なので、これから入社する方がもし仕事に不安を感じている場合には、「仕事はいつでも忙しい。でも楽しいから、いずれ慣れてくるから大丈夫だよ!」と言ってあげたいです。

インタビュー#02 50歳目前で異業種から介護職に転身

山中
アンダンテ四街道
副施設長
2021年7月1日入社
インタビュー#01 50歳目前で異業種から介護職に転身

50歳目前で一念発起の転職!介護業界の人の温かみに触れ成長中

「社会人生活をここで締めくくりたい」という思いを抱き、2021年から「アンダンテ四街道」で新しいキャリアをスタートさせた先輩にインタビュー。転職を決めたきっかけや、現在の業務におけるやりがいなどを聞きました。

Q.入社のきっかけは何ですか?

入社のきっかけは何ですか?

きっかけは、系列施設の「アンダンテみつわ」に7年間勤めていた妻から、「管理者候補の従業員を募集しているから、やってみない?」と言われたことです。私はそれまで、クラシックカーをプレミアム価格で販売・輸出入をしている会社に勤務しており、通訳や海外営業の仕事をしていました。ですが、仕事自体は充実していたものの、この仕事を続けて自分が定年を迎えるイメージがどうしてもつきませんでした。そんな中、妻に誘われて実際に施設を訪れ、スタッフが入居者様一人ひとりと親身にやり取りしている姿を見たら、長年にわたり勤め上げることを容易にイメージできたのです。そして、「社会人生活をこの会社で締めくくりたい」と思い2021年の7月に入社しました。

Q.現在の仕事内容を教えてください。

入社時から管理業務をメインで行っており、現在は「アンダンテ四街道」の副施設長という立場です。主に、勤務表の作成やご家族様の施設案内、入居契約の締結、従業員の募集手続きなど行っています。ただ、老人ホームは入居者様とレクリエーションをしたり外出したり食事の介助をしたりと、タスクが多い現場でもあります。なので、人手が足りない状態になったら、私ができる範囲でできるだけヘルプに回れるようにすることも大事な業務の一つです。

Q.仕事のやりがいは何ですか?

仕事のやりがいは何ですか?

入居者様から「ありがとう」の言葉を直接いただける点が、この仕事のやりがいです。私にとってそれが一番嬉しいですね。また、最近女性の入居者様に、その方の息子さんの名前で呼ばれる、ということがありました。実の息子さんのように慕ってくれているから、そう呼んでくれたんだな、と実感でき、この仕事をやっていて良かったと感じました。

Q.仕事で一番大変だったことは何ですか?

今がまさに大変な時期ですね(笑)。というのも、新型コロナウィルス感染症が現在も拡大を続けているからです。高齢者施設をマネジメントしていく中では、新型コロナウィルス感染症や、その他感染症への対応は欠かせません。入居者様やスタッフに陽性者が出ないように普段から感染予防対策をしておくことはもちろん、陽性者が出た際は入居者様の介護サービスやスタッフの勤務を調整することも重要です。また、保健所等に届け出をする際も非常にエネルギーを使います。しかし、入居者様が施設内で気持ち良く過ごせるよう、イレギュラーな事態にもきちんと対応していくことが大切だと感じています。

Q.スタッフや入居者様とのやり取りで印象深いエピソードを教えてください。

スタッフや入居者様とのやり取りで印象深いエピソードを教えてください。

私がすっかり忘れていた業務を、事務のスタッフが代わりにやってくれた、ということがありました。あとで聞くと、私のデスクに「〇〇さんに~~時に電話」というメモがあったのを見て、気にかけてくれていたようなのです。私の気付かぬ間にそのタスクが終わっていて、非常に助かったのと同時に驚いたのを覚えています。

私は今50歳ですが、業界歴や経験値の面では“若輩者”です。しかし、そんな私を周りのスタッフが支えてくれていると思うと、非常に心強いですね。

Q.今後の目標やビジョンはありますか?

「アンダンテ四街道」を運営するさんわケアサービスには、「入居者様がご自身のライフスタイルを変えることなく、心地良い生活を歩み続けていただきたい」という理念があります。それと同じように、私も副施設長という立場からスタッフが働きやすいような人員配置を行い、入居者様がくつろげるような空間を作っていきたいというのが目標です。

Q.自分の経験を通し、入社を考えている人に何かアドバイスはありますか?

自分の経験を通し、入社を考えている人に何かアドバイスはありますか?

自分の場合、入社当初は肩に力が入り過ぎていました。なので、もし同じような状況の方がいたら、「最初から飛ばし過ぎないで、もっとリラックスしてください」と言いたいです。また、もし当時の自分にも声をかけられるなら、「肉体労働ばかりやっていないで、事務仕事にも慣れなさい」と言いたいですね。

というのも、入社当初は施設中を飛び回って、設備の補修やペンキ塗りなどをしていたのですが、管理者の立場では施設の仕組みの効率化をどう行なっていくかを考えるのも、非常に重要になります。そのため、管理者候補として入社を希望する方には、事務仕事にもしっかり取り組み、スタッフが働きやすい環境を整え、さらには入居者様にも快適にお過ごしいただける空間を作れるよう、アドバイスしたいです。

インタビュー#03 苦手分野を克服し仕事を楽しめるように

枝松
アンダンテみつわ
通所介護事業所 介護職員
2022年4月1日入社
インタビュー#03 苦手分野を克服し仕事を楽しめるように

介護職未経験で入社!周囲に支えられ苦手分野も克服

2021年4月にさんわケアサービスに入社し、「アンダンテみつわ」でデイサービスの介護スタッフとして働く先輩にインタビューしました。最初は利用者様とのコミュニケーションや介助の方法に課題を感じていたという先輩。ここでは、入社のきっかけや仕事のやりがいなどのほか、その課題をどう克服したのかについても聞いていきます。

Q.入社のきっかけは何ですか?

入社のきっかけは何ですか?

私は以前、看護助手として働いていました。その際、看護師さんと患者さんがコミュニケーションをとる様子や、お互いが信頼関係を築いている様子を見て、「もっと人の役に立つ仕事をしたい」と思うようになりました。この夢が叶う仕事は何かと考えたとき、介護職員はこれからの社会でより必要とされる存在になると思ったんです。それが、介護の道を志すきっかけでした。

数多くの高齢者向け施設がある中でさんわケアサービスに入社したのは、スタッフ一人ひとりが介護の仕事に誇りを持ち、日々より良い介護を目指していると感じたからです。ここなら互いに協力することで利用者様に“家族の次に近い存在”として接することができると感じ、デイサービスの介護スタッフに応募しました。

Q.現在の仕事内容を教えてください。

デイサービスの仕事では、午前中は入浴介助を行い、お昼前に利用者様と一緒に軽い体操をします。そのあと食事介助、見回りと続き、午後はレクリエーションを実施します。

レクリエーションでは、ことわざクイズや間違い探しなどを行います。利用者様に楽しんでいただけるよう、毎回さまざまな内容を考えていますが、私自身は間違い探しが好きです。一生懸命間違いを探すと脳への刺激が増えて、“脳トレ”の効果が期待できますし、皆様が笑いながらゲームに取り組んでいる様子を見ると、自分まで嬉しくなるんですよ。

レクリエーションは、私にとっても非常にためになる体験でした。というのも、私はもともと人前で話すのが苦手で、最初は皆様の前で進行を務めるのがすごく怖かったからです。しかし、利用者様と接するうちに「いろいろな考えの方がいるな」「一人ひとりの性格が違うんだな」と親近感を覚えるようになり、徐々に苦手意識もなくなりました。

Q.仕事で大切にしていることや、やりがいは何ですか?

仕事で大切にしていることや、やりがいは何ですか?

仕事中は、「常に笑顔であること」「利用者様の気持ちに寄り添うこと」を大事にしています。そうした努力を続ける中で、利用者様から「ありがとう」と感謝の言葉を言っていただけるのが、一番のやりがいですね。

あと、先ほどレクリエーションにも苦手意識があったとお伝えしましたが、利用者様に楽しんでもらいたいという想いがあったからこそ、頑張れたのだと感じています。

Q.仕事で一番大変だったことは何ですか?

私には2歳の息子がいるのですが、子育てをしながら9:00~17:00のフルタイムで働くことが最初は大変でした。しかし、家族の話をしやすい職場環境であることと、周りのスタッフさんが常に私の体調を気にかけてくれることもあり、今は「大変」と思うことはありません。幸い息子はあまり熱を出すタイプではないのですが、私自身の体調が悪いときは、先輩のほうから「もう帰って大丈夫だよ」と言ってくれることもあります。

先ほどお話ししたように、入社当初は課題に感じていた利用者様とのコミュニケーションも、大変だった経験のひとつです。しかし、今は自然にお話ができるようになり、「大変」より「楽しい」気持ちが勝っています。利用者様から、「昔の子育てでは布おむつを使ったり、ミルクの代わりにお米のとぎ汁を飲またせりしていたのよ」というお話を聞くこともあるんですよ。私も子育てをしているので、興味深い話の数々に耳を傾けています。

Q.スタッフや利用者様とのやり取りで印象深いエピソードを教えてください。

スタッフや利用者様とのやり取りで印象深いエピソードを教えてください。

周りのスタッフは皆さん優しいので、何でも相談できます。仕事に関しても、一つひとつのことを丁寧に教えてくれるんですよ。

たとえば、こんなことがありました。私は介護職未経験で入社したので、排泄介助などははじめての経験だったんです。わからないことが多いうえ、しゃがむことも多いので体力的にもきつい作業でした。

しかし、まだ介助に慣れていない私に対し、先輩方は車いすに乗っている方や身体が不自由な方への対応を丁寧に教えてくれました。身体が動かない方は体位変換も大変なのですが、手の置き方や足の向け方なども細かく教えてくれたんです。そのおかげで、今はスムーズに介助ができると感じています。

Q.今後の目標やビジョンはありますか?

今の業務をしっかりこなしてスキルアップしながら、介護福祉士の資格を取得したいと思っています。これからの介護の仕事では何が必要かを考えながら、介護現場における指導を行っていくのも目標です。資格取得後は、利用者様とご家族様の間に立つ生活相談員の仕事をすることにも興味がありますね。

Q.自分の経験を通し、入社を考えている人に何かアドバイスはありますか?

自分の経験を通し、入社を考えている人に何かアドバイスはありますか?

昨今では、高齢者の方との触れ合う機会はあまり多くないように感じます。なので、介護の現場で働き、高齢者の方と日常的に接することは、非常に貴重な経験だと思います。自分が知らなかったようなことを高齢者の方が教えてくれることもあるので、学びの多い毎日を送れるのではないでしょうか。

介護の仕事と聞くと、大変そうなイメージもあるでしょう。しかし、私がそうであるように実際に働く中で「楽しい」と感じることも少なくありません。なので、入社を考えている方には、介護の現場は「大変」と思う以上に貴重な経験ができる場だとお伝えしたいです。

インタビュー#04 ブランクを経て復帰、利用者様第一の介護を目指す

髙橋
アンダンテ神栖
通所介護事業所 介護職員
2020年7月1日入社
インタビュー#04 ブランクを経て復帰、利用者様第一の介護を目指す

「利用者様に楽しんでもらいたい」想いで介護の仕事にまい進

「アンダンテ神栖」で働く先輩にインタビューを実施しました。「おばあちゃん子だった」ことがきっかけで介護の道を志した先輩。今は、「利用者様にもっと楽しんでもらいたい」という想いを日々抱いているといいます。ここでは、先輩が日々大切にしていることややりがいなどを見ながら、介護現場では実際にどんな仕事を行っているのか、掘り下げていきたいと思います。

Q.入社のきっかけは何ですか?

入社のきっかけは何ですか?

私はもともとおばあちゃん子で、「おばあちゃんの役に立ちたい」と思い10年ほど前に介護の資格を取得し、介護の現場で働く道を選びました。その後、別の業種で働いていたこともあったのですが、「人と接するのが好き」という思いが強く、もう一度介護現場で働きたいと思いました。それがきっかけで、さんわケアサービスの介護スタッフに応募したのです。

さんわケアサービスを選んだ理由は、ホームページで見た「相手の視点に立つ介護」「安心・安全・信頼の介護」という会社理念に共感したからです。また、面接時にデイサービスの様子を見学した際、利用者様同士で笑っていたり、ゲームやお話しをしていたりと、雰囲気がとても良いと思いました。ここなら楽しく働けると思ったことも、入社理由の一つです。

Q.現在の仕事内容を教えてください。

現在の業務は、食事、入浴、排せつ、口腔ケアの介助と、レクリエーションの企画・実行です。利用者様に「ここに来て良かった」「今日も一日楽しかった」と思っていただきたいので、デイサービスではレクリエーションの充実化を特に大切にしています。

具体的には、毎月の季節のイベントや、午後行うゲームの内容を考え、それを利用者様と一緒に行っていきます。ゲームには計算問題などもあるんですよ。利用者様にお手玉を渡し、数字が書かれているシートにそれを投げる形で回答してもらう、というものです。計算問題では悩む利用者様もいらっしゃいますが、チームで相談しながら進められるので、皆様リラックスしていらっしゃいますね。

Q.仕事で大切にしていることや、やりがいは何ですか?

仕事で大切にしていることや、やりがいは何ですか?

一番やりがいを感じる業務は、入浴介助です。洗髪したあとに、「気持ち良かったよ」と言ってもらえると、非常に嬉しいです。

しかし、やりがいを感じると同時に「大変だな」と思うこともあります。というのも、利用者様によってお身体の状態はさまざまで、どの程度こちらが手伝いをするべきなのかを、利用者様の様子を見ながら考える必要があるからです。

たとえば、一人で入浴ができても指先が不自由な方の場合、洗髪時にはお手伝いをいたします。また、一人で着替えができない方もいらっしゃるので、このときも手伝うタイミングを見極めることが重要です。限られた時間内で気持ち良くご入浴いただくためにも、利用者様のリズムに合わせ、手際良く対応できるよう心掛けています。

Q.仕事で一番大変だったことは何ですか?

認知症の利用者様に接する際は、常に細心の注意を払っています。なぜなら、認知症だと喜怒哀楽が変化しやすく、周りのスタッフはその場その場で臨機応変に対応することが求められるからです。

中には、自分の手で頭を叩くなど自傷行為に走ってしまう利用者様もいます。そういう場合は、落ち着いてもらうように声をかけたり、肩を叩いたり、と適切な対応が取れるようスタッフ全員で心掛けています。

認知症の方の「感情や言葉を否定しない」ことも、接するうえで大切なポイントだと言えます。認知症でなくても、否定されると悲しくなってしまうものです。なので、「つらい」と言われたら「つらいよね、大変だよね」と利用者様の心に寄り添うようにしています。

このように、認知症の方と接する際はデリケートな対応が求められるので、月に一回のミーティングで議題に挙げて話し合うこともあるんですよ。

ほかに大変なことでは、新型コロナウイルス感染症関連の対応があります。消毒・検温はもちろんなのですが、利用者様のほとんどはマスクを着用していらっしゃるので、表情を見ることができません。なので、言葉の強さや口調、動作などをいつも以上に観察し、体調不良がないかを確認しています。

Q.スタッフや利用者様とのやり取りで印象深いエピソードを教えてください。

スタッフや利用者様とのやり取りで印象深いエピソードを教えてください。

はじめて施設を利用される方の場合、緊張していて会話に入れなかったり、レクリエーションに参加できなかったり、というケースもあります。そうした方が、我々スタッフやほかの利用者様と接するうちに、ゲームや会話を楽しめるようになったときに嬉しそうな表情を見せてくれると、こちらも幸せな気持ちになります。

スタッフとのやり取りでも、印象的なエピソードはあります。たとえば認知症の利用者様への対応で、私が行き詰ってしまったときがありました。その際は、ほかのスタッフがヘルプに来て、別の言葉を使って利用者様に対応してくれました。どのスタッフも常に周りを見て対応してくれるのは、非常に心強いです。

Q.今後の目標やビジョンはありますか?

目標の一つには、介護福祉士の資格取得があります。さんわケアサービスには資格取得に必要な授業料などを補助してくれる制度があるので、それを利用しながらスキルアップを目指していきたいです。

私には「見識を広げて今よりもっと利用者様が楽しめるような仕事をしていきたい」という気持ちが常にあります。今後どんな資格を取得するにしてもその気持ちは忘れず、利用者様のためのイベントやレクリエーションの企画を考えていきたいです。

Q.自分の経験を通し、入社を考えている人に何かアドバイスはありますか?

自分の経験を通し、入社を考えている人に何かアドバイスはありますか?

アンダンテ神栖で働き始めたとき、私はとても緊張したんです。しかし、利用者様たちがとても優しく、体操やゲームをする際に声をかけると積極的に参加してくれる光景などを目にするうちに、すぐ慣れることができました。最近でも、普段はあまりお話をされない利用者様が、体操の呼びかけをするとすぐに参加してくれて、非常に嬉しかったというエピソードがあります。なので、入社を考えている方には、「緊張しないで大丈夫」と伝えたいです。

介護の仕事は、最初の一歩を踏み出す際はすごく悩んだり、難しいこともあったりします。しかし実際に始めると、スタッフ皆が協力しながらできる仕事であることがわかります。なので、介護の職場に興味があるなら、未経験の方でも勇気を出して挑戦してほしいですね。