クロストーク

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アンダンテをかたる

サービス付き高齢者住宅「アンダンテみつわ」で働く4名のスタッフでのクロストークを実施しました。同施設では、要支援・要介護認定を受けた方が入所できます。単に「介護」をするだけでなく、利用者様が“自立”するためにどんなことを心掛けているのか、現場スタッフならではの視点で語ってもらいました。また、一緒に働きたい人物像についても触れているので、「介護の仕事に興味がある」「さんわケアサービスってどんな会社?」とお考えの方もぜひご覧ください。

アンダンテをかたる

  • 2015年入社鈴木アンダンテみつわ
    居宅介護支援事業所
    主任ケア
    マネジャー
  • 2016年入社池原アンダンテみつわ
    介護職員
  • 2019年入社奈良岡アンダンテみつわ
    通所介護事業所
    生活相談員
  • 2022年入社栗田アンダンテみつわ
    施設長

利用者様の「心地よい生活」を実現できる環境

栗田

栗田:私たちは普段「アンダンテみつわ」で共に働いていますが、クロストークという形でお話しするのははじめてですね。皆さん緊張していると思うので、まずはさんわケアサービスで働き始めた経緯やきっかけを、私から話したいと思います。

一同:よろしくお願いします。

栗田

栗田:私は現在、「アンダンテみつわ」の施設長を務めています。以前はグループホームが併設された別施設で10年以上働いており、そこで定年を迎えました。定年後に違う環境で働こうと思っていたところ、昔の同僚がさんわケアサービスの系列施設で今までにないほど生き生きと働いている姿に感銘を受け、ここで働くことを決めました。

奈良岡

奈良岡:そうだったのですね。私も栗田さんと同じように、以前は別の施設で働いていたので、新しい環境で働くことのドキドキ感や不安はわかります。

栗田

栗田:そう言っていただき、ありがとうございます(笑)。さんわケアサービスでは、一方的な「介護」を提供するのではなく、「ご自身のライフスタイルを変えることなく、心地よい生活を歩み続けていただきたい」というモットーを大事にしています。こうしたモットーがスタッフと利用者様との間に信頼関係を築き、先ほどの同僚にも笑顔をもたらしているのだと思いました。なので、私も多少の不安はあったのですが、自分の求める介護がここでなら実現できると思い、入社するに至ったのです。

奈良岡

奈良岡:入社する理由は人それぞれですが、皆さんいろいろな経緯をお持ちですよね。私も、ここに来る前は別の施設で相談員をしていました。しかし、ご家族や利用者様と十分コミュニケーションを取れていないことに課題に感じていたのです。そんなとき、さんわケアサービスでスタッフを募集していることを知り、新しい環境で一から頑張ってみようと、思い切って応募しました。

鈴木

鈴木:実際に違う環境に身を置いてからはどうでしたか? 私自身はもともと系列施設の「アンダンテ勝浦」で働いていて、2015年から「アンダンテみつわ」に異動してきたので、別施設から来た方の気持ちには興味があります。

奈良岡

奈良岡:結論から言うと、働きやすかったです(笑)。「アンダンテみつわ」のスタッフになってからは、利用者様一人ひとりとしっかり向い合うさんわケアサービスの姿勢に、非常に共感を覚えることができました。利用者様の「できること」「できないこと」をしっかり見極め、「できること」を奪わないという、自立支援の視点に基づいた私にとっての理想の介護が実現できています。

栗田

栗田:施設長としては、スタッフの方に「働きやすい」と言っていただけると嬉しいです。「理想の介護が実現できた」とのことですが、具体的なエピソードはありますか?

奈良岡

奈良岡:そうですね……。たとえば、こんなことがありました。車いすを利用されている利用者様がいたのですが、「やり方を変えれば立てるのでは?」と思い一緒にチャレンジしてみたのです。その結果、実際に立つことができ、「私もできるんだ!」と利用者様の大きな喜びにつなげられました。いくつになってもチャレンジできる精神を応援し、利用者様の自立につながる経験を提供できるのはアンダンテならではだと思います。

鈴木

鈴木:利用者様と向き合える環境が整っているのは、アンダンテ全体の特徴ですよね。私にも、本社で開催された居宅ケアマネジャー会議に参加し、利用者様への接し方を諸先輩方から丁寧に教えてもらった経験があります。

池原

池原:利用者様により良い環境を提供できるよう、スタッフにも“学び”の機会が与えられているのは大きなメリットですよね。僕の場合は特にそうでした。

鈴木

鈴木:「特にそうだった」理由は何ですか?

池原

池原:理由は、僕の入社理由が皆さんとは少し違うことでしょうか(笑)。僕は自分の母がさんわケアサービスの社長と知り合いだったこと。そして身内に身体の不自由な方がいて「力になりたい」と思ったことが入社のきっかけでした。資格も経験もない中働き始め、最初はとても不安だったのですが、周囲からサポートを受けられ、精神的にも技術的にもとても助かりました。そのおかげで、今も「頑張ろう」という気持ちで自分を鼓舞しながら働けています。

鈴木

鈴木:そうだったんですね。私の場合、さんわケアサービスに入社したのは、ご利用者様一人ひとりの心の声に耳を傾けることはもちろん、利用者様にとってどんな対応がベストかスタッフ全員で話し合いたいと思ったからなんです。なので、今池原さんが言ってくれたように、スタッフに丁寧な指導をしてくれる点は大きな魅力だと感じています。

利用者様に“寄り添い”より良い環境を築く

栗田

栗田:利用者様と日々接する中で、皆さんさまざまな想いを抱いていると思います。仕事で大切にしているモットー等があれば、教えてくれますか?

鈴木

鈴木:私は、利用者様に心地よい環境を提供するため、“寄り添い”の精神は常に忘れないようにしています。

栗田

栗田:寄り添いの心は、私も大切にしていることの一つです。介護に「正解」はなく、ときには答えが出ないこともありますよね。そんなときはどうしていますか?

鈴木

鈴木:すぐに答えが出ないときは、訪問介護や通所介護、往診についてもスタッフ同士で話し合い、それぞれの立場から意見を出して柔軟に対応しています。全員で協力し合いながら利用者様一人ひとりに向き合えることは非常に心強いです。

奈良岡

奈良岡:寄り添い”はただ利用者様の話を聞くことだけではなく、日々の交流を通してその方の体調や心情をしっかり把握することだと私は思っています。

もちろんそれで終わりではなく、得た情報を施設側に正確に伝えることも非常に重要です。「アンダンテみつわ」ではスタッフと施設の連携がしっかりしているので、利用者様にとっての、より良い環境につなげていけるのが魅力だと思います。

鈴木

鈴木:寄り添う”という視点から、さんわケアサービスは行事にも力を入れていますよね。以前はサンマを焼いて利用者様にふるまうというイベントもありました。それもただ焼くのではなく、骨を取り除いたり柔らかい部分を選んであげたり、利用者様一人ひとりの健康状態に合わせた配慮を徹底し、全員が楽しめるよう工夫していたのです。

栗田

栗田:さんわケアサービスのそういうところは良い点ですが、昨今のコロナ禍では思うように行事が開催できないこともありますよね。外出ができず情緒不安定になる利用者様もいるので、そうした方の心のケアも、皆さんが熱心に取り組んでいる点だと思います。最近、コロナ禍関連のトラブルや対応ではどんなものがありましたか?

奈良岡

奈良岡:最近では、春のお花見ドライブが延期になってしまったケースがありました。このように、やむをえず行事が延期になった場合は、その理由や今後の計画もきちんと伝えるようにしています。実際、このときも「時機を見て実行します」とお伝えし、きちんとコミュニケーションを取りました。

池原

池原:延期の理由や今後の流れをきちんと説明することは、利用者様と信頼関係を築くうえで非常に大事だと僕も思います。ちなみに、延期になったお花見ドライブの代わりに別のイベントを行うなどしたのですか?

奈良岡

奈良岡:ドライブの代替案として、桜が見える場所まで行き雰囲気だけでも感じ取ってもらいました。アンダンテは利用者様に外出していただくことも大切にしていて、皆様もそれを楽しみにしていらっしゃるので、期待に添える行事ができて良かったと思いました。

家族に近い立場になって、利用者様の暮らしを支える

栗田

栗田:利用者様にとってより良い環境を築くため、皆さんいろいろな努力をしてくれていますね。こうした中、皆さんは利用者様にとってどんな存在になりたいですか?

奈良岡

奈良岡:私は、利用者様にこの場所でできるだけ長い期間“心地よく”暮らしていただきたいと思っています。なので、目指しているのは「利用者様の家族に近い立場」になることです。「アンダンテみつわ」では一方的な「介護」ではなく、ご利用者様と向き合うことや、利用者様の自立のために何ができるか考えることを大切にしているので、今は理想的な働き方ができているのと感じています。そして、毎日の仕事を楽しめてもいますね。

鈴木

鈴木:「家族に近い立場になる」ってすごく良い言葉ですね。私もより良い介護を実現するため、その想いは大事にしたいです。

奈良岡

奈良岡:ありがとうございます(笑)。アンダンテには、こうしたスタッフの想いを実現してくれる“土台”があるので、それも魅力だと私は思っています。

鈴木

鈴木:確かにそうですね。私も実際に働いていて、ここはスタッフの個性を活かせる場所だと思います。たとえば「アンダンテみつわ」にも、スタッフ一人ひとりに「レクリエーションの盛り上げ役」「制作物が得意」「大人しいけれど利用者様から人気」といった個性があります。なので、「レクリエーションや制作については、あの人に相談しよう」といったふうに、それぞれの個性を活かしたポイントで相談できるのです。このことは、より良い介護を実現するうえで大きな強みだと感じています。

池原

池原:僕も自分の個性を少しでも活かせるよう、皆さんの背中を見て勉強する毎日です。ちなみに、職場の仲間は女性が多いのですが、男性も同じように働きやすい点も魅力だと僕は感じます。鈴木さんが言うようにスタッフが個性を活かし支え合えるのはもちろん、スタッフ同士のコミュニケーションが非常に密で、常に支え合える点も働いていて良かったと思う点ですね。

栗田

栗田:利用者様の「家族に近い存在」になるため、皆さんが一生懸命働いている様子を知ることができて嬉しいです。利用者様により良い環境をご提供するため、これからもスタッフの皆さんには明るく元気に働いていただければと思います。

利用者様の“歩く速さ”に合わせられる人と働きたい

栗田

栗田:クロストークの時間も、そろそろ終盤に差し掛かってきました。今回のトークは採用ページに掲載するので、「こんな人と働きたい!」というテーマで締めたいと思います。

鈴木

鈴木:よろしくお願いします。では、最後も栗田さんからお話ししていただけますか?

栗田

栗田:了解しました(笑)。私はこれから一緒に働く方には、ここを安心できる施設だと利用者様に感じてもらえるような働き方をしていただきたいです。施設名にもある「アンダンテ(Andante)」には、「歩く速さで」という意味があります。利用者様の歩みに合わせ、一人ひとりに合った介護を行える方。利用様に寄り添う気持ちを大切にできる方と一緒に働きたいですね。技術については、先輩たちの背中を見ながら、あとから身に付けていただければと思います。

鈴木

鈴木:私も栗田さんと同じように、利用者様に“寄り添う”こと、そして優しい気持ちで接することが、ここで働くうえで一番大切だと思います。なので、自分の個性を活かして働きながら、「家族の次に近い存在になる」ことを目標にできる方。そして、相手の声に耳を傾けられる方は大歓迎です。

奈良岡

奈良岡:利用者様を第一に考え行動できる方、なおかつ自分本位ではない方と私も働きたいですね。たくさんの利用者様と出会うことは人生の勉強になるので、ぜひ私たちと一緒に働きましょう!

池原

池原:介護経験のない方の場合、不安を感じることもあるかもしれません。私自身、何も資格がない中入社して最初は不安でした。それでも今は、周囲や利用者様に支えられ、毎日楽しく働いています。前向きな人、優しい人、笑顔を絶やさない人、人の話を聞いてくれる人なら、技術や資格を最初は持っていなくても、きっと活躍できます。アットホームな職場なので、怖がらずに扉を叩いてみてください。